3Lくらいの除雪機のタンクが1年半ほど放置してたら錆びてしまったので、
多少の錆だったら問題ないのですけどタンクからキャブにいく穴が詰まっていて
どうしてもやらなければ、という状況になったのです。
とりあえず見えるネジを外して車両からタンクを取り外します。他のブログなんかを読んで、まずは大きい錆をチェーンや、ネジ、河原の小石などのとにかくガラガラ言うものを入れてシェイクします。
それを何十回か繰り返すと大きい錆があらかた取れます。
ちなみに今回は入手が簡単で安かったネジを10本、300円を使いました。
小石でもなんでもオッケー。
そしてこれをお湯でも水でも、何回も少量入れてはシェイク、でご覧のような
錆、汚れが出なくなるまで繰り返します。
これは、3Lタンクでも結構な重労働ですので、20L入るバイクタンンクなどでは
さらにきつい労働です。ですが避けては通れないだろうですので頑張りましょう。
こっちが数十回降った後の錆び錆びタンクの中身です。
最初のこれよりは随分ましになったでしょう。
取り出したボルトにも錆がえらい付着してます。
ここで、洗いながら小さいキャブへ通す穴もしっかり細いブラシなんかで錆を落とします。
続いて、サンポールならぬ、100均のナイス、もちろんトイレ用、台所用は酸が弱いのでトイレ用を選択します。
今回は3Lタンクに500mlを2本とお湯にしました。
1本でも十分な錆取り力を持ってたかもしれませんが一本100円、2本でも別にどっちでもいい、と言う気持ちで。
ドボドボドボドボ、キャブへの穴を閉じてから(これはライターで炙ってゴムのホースを閉じました。)1L入れて残り足りないところはお湯を足します。お湯を入れることで錆の取れ具合が促進するそうです。
ジュワー
ブクブク
いい具合に泡立ってます。
蓋もなんぼか錆が来ていたので一緒に閉じます。
完全密閉じゃなく少し余裕を持たせて。
15分くらい。
30分くらい。ここまでくるとブラシでちょっと触ると錆がずらっと水槽の糞のように舞い上がって来ます。
だいたい3、4時間も放置したら、液を捨てて乾かします。
家にあるドライヤーで十分、
ただし、温風ではなく冷風で乾かします。
じゃないと錆が即座に再発生してしまいます。
これが錆とり直後の画像。とっても綺麗。
ツルッツルの金属ではないですが実用としては問題ないレベル。
これは錆とり前の画像です。
お判り頂けるだろうか、この差。
予算として、支出したのは
・ナイス2本:216円
・細いブラシ太いブラシ2本:216円
・換えの燃料ホース:36円
・燃料フィルター:200円
労働時間
5時間くらい、最低時給750円として3750円。
自分の人件費抜きで考えるならば700円ほどでタンクの錆とりができます。自宅で花咲Gタンククリーナーを使って自分でやったら錆の再発生も防げて、合計5000円ほどかかります。お店に頼むと、調べてませんが多分1万円以上はかかります。こっちが一番最初の状態。
これは最初に捨てたタンク内の汚れです。
一応不安があったのでネットで燃料フィルターなる、一個200円くらいのをキャブとのホース間に付けました。これで微小の錆が流れても途中で止まるでしょう。
サンポールは錆を取るだけで錆の再発生を防ぐ機能はありません。だから錆をとった直後にガソリンで満たして錆の要因となる空気に触れないようにする。
よりよくやりたいなら、ちょっと高価な3000円〜10000円程度の専用のタンククリーナーを使用するのが本来ベストな選択です。
安く上げようとするならばこのやり方もあり、と考えてください。