赤錆が出たパーツを再生して見た

スパナの錆を取ってみる

錆び取りを色々試した中で一番良いやり方がわかって来たのでやりました。高い錆び取り剤は買わなくても良さそうです。

で、この写真の錆だらけの工具を実験台にしてやってみました。

おなじみ貧者の錆び取り剤ナイス

必要な材料は、トイレ用のサンポールと中性洗剤、どちらも100均で大容量のが買えます。サンポールは錆を落とすのに、中性洗剤は錆を落とした後鉄についたサンポールを中和してやるためです。

ナイス漬け

容器は再利用しないものならなんでもよいです。サンポールも高価な液体ではないので何度も使えますが一回ごとに捨ててもどちらでも良いと思います。

写真は工具とネジを一本入れたところ。

原液のままだからすぐ錆のところから泡立って来ました。

錆が取れてきました

ここまで20分程度、綺麗さっぱりと全部錆が落ちてます。

取り終えたらすぐに中性洗剤でしっかり洗ってやらないと10分程度で赤錆が浮いてくる状態なのですぐに洗いに行きます。

錆び取りした直後、綺麗に取れてます

その後家庭用のガスコンロで十分なので黒錆をつけるために焼きます。

目安は真っ赤になるまで、コンロの温度なら鉄が溶ける温度までは上がらないので型崩れなどの心配はなさそうです。

焼き加減は、鉄だとうまく黒錆がつくんですが、この工具は読むとニッケルとクロムとバナジウムの合金のせいか仕上がりが微妙でした。が、多少虹色がついてます。

反対側も綺麗

反対側、両側が黒ずんでます。こっち面は失敗だったかな。

真ん中あたりも虹色が強くかかっていて多少見栄えは悪い。

でもしっかり黒錆でコーティングされていて仕上がりはまずまずです。

うっすらと黒ずんでいる工具はちょっと美しい。

ネジは焼き付けして黒錆をつけました

こちらは一緒に入れておいた自転車のネジです。こっちは完全鉄なので火で焼いて綺麗に黒錆がつきました。黒錆というのは、赤錆が出てこないよう錆で錆を制す、みたいなもので錆びないように黒錆をつけておく、という具合です。

赤錆のネジは焼いて黒錆を付けて赤錆の発生を防ぎます

元はこの一番手前に写っている赤錆が出てるネジです。

真っ黒な黒錆に仕上がりました

錆び取りは車やバイクなどでは付き物で、特に古いオンボロを好んで買ってくる人にとっては重要なことじゃないかと思います。

市販品の錆び取り剤も効果があるようでサンポールと変わらないような性能だったりしつつ5000円、10000円と結構しますがそれだけの効果があるかというとないような気がします。

今回やった、サンポール、中性洗剤、ガスコンロで焼いて黒錆をつける、という手順だと安くて、早くて、長持ちするいいやり方でした。

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