梅が手に入ったので梅干しに挑戦してみました

うちの近所にやたら野菜や果物が安いお店がありまして。なんと5kgで100円の熟した梅が売られてて、それでもすぐにはけていかないようなお店なんです。

訳ありの傷ものでしょうけど安かろう悪かろうのイメージが先行してしまって一般市民あたりの人たちは買わないのでしょうね。けれど本当に悪い果物なのかは自分の目で確かめて、まともなものだと思えば買えばいいのです。見分けができないから皆さん自分で探すこともせず、あの辺の中流向けスーパーであれば大丈夫だろう、と割高な果物を買うわけですね。

今回買った梅も多少熟していて、売り時を若干逃してしまったような梅でした。通常売り物にする梅はまだ青い段階で買ってからしばらく置いて熟してから使う感じらしいのですが、すでに黄色く熟していたので安くなってたのだと思います。

それと5kgなんて一般家庭では使わないような量ですから、買う人も限られてきますね。

熟した梅もすぐ使う分には問題ないので、梅酒か、梅干しあたりがパッと思いついたので、5kgもあれば長期保管と言うことで、とりあえず梅干しの作り方を検索してやってみました。

梅を塩漬けしたところ

梅を買ってきたのが7月で、37度を越す暑さだったので写真も適当になってしまいました。これは梅を塩でつけて3日経った状態です。

梅を洗って容器に袋を(ゴミ袋が大きかったのでゴミ袋を使いました)、袋に塩と梅を交互に入れて塩漬けにします。塩入れると水分が抜けて写真のように梅から出た水分でひたひたになるんですね。そうしたら20日くらい待ってから、8月ごろの一番暑い日頃、3日間晴れの日に外に干したら完成だそうです。

塩漬けして20日くらい経過した梅

密閉した容器に重しを乗せて20日くらい経過した梅、水分が抜けて梅干しっぽい形になってますね。ここに赤紫蘇を入れるとよく見かける赤い梅干しになるらしいんですが、とりあえず初めてなので何も入れず、塩だけでやってみます。

この状態で食べてもまあまあ、しょっぱい梅干しのような、しかし梅の甘味もあってそこそこ食べられます。市販のとはちょっと味が違うかなって印象はあります。

ザルの代用品すだれ

干すための敷物もないので、うーん、と考えたところ。風通しの良いザルのようなものが必要とのことで、最初ブルーシートでいい?とか考えてましたが、それだと地面側の通気性が良くないので、ダイソーを探してみたらすだれが220円で売ってました。

サイズ的にも梅干し干せるかなあって感じで、試してみたら大丈夫でした。

梅干しを干してるところ

5kgなのですだれ1本で足りましたね。ざらーっとすだれの上に梅干しを並べて、3日干す。白っぽいのは塩が付着したままだからです。洗った方がいいのでしょうけど、初めてのうちは塩がたくさんついてたほうが雑菌が付きにくいだろうとそのまま干しました。

食べる前に塩を洗い流して食べる感じにしようってことです。

だいたい目安1日1回程度反対に転がして全面ムラなく日干ししてやるといいそうです。

初めて完成した梅干し

んで、これが初めて作った梅干し。

塩がそのまま付着してて市販のとは違いますが、食べる前に水で洗ってから食べると、塩が内部まで染み込んでてちょっと塩のじゃりっとした感じがありますが梅干しの食感でした。出来立てだからか、梅の甘味も残っていてこれはこれで美味しいかなといった雰囲気でした。

今回は失敗なく初めて梅干しができました。

主に失敗する部分は、最初の漬ける時に雑菌が入ってカビが生えるところだそうです。発酵食品にありがちな雑菌、ここすごく大事です。最初しっかり殺菌消毒に力を入れてないとカビてしまいがちなんですよね。

とまあ、毎年食卓の1品のために作ろうと思いました。なんせ5kg100円。梅干し1年は食べても余りそうな大量です。食費の節約に大きく貢献するでしょう。

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