古くなってくると樹脂パーツが白くなってくるんですね。白くなるとなんかボロっちい印象になってきます。なので余ってるディープブラックの塗料で塗ることにしました。
元の日焼けで白くなったメーター。
ディープブラックで塗装し直したところ、半分だけですが綺麗に黒くなっています。
見た目綺麗になりました。ブラックの塗料はなんか食いつきが良く剥がれにくい感じです。
樹脂パーツの黒さを蘇らせる液なんてのも高価でちょっと手を出しにくいので、単純に黒いのだから黒で塗ればいいじゃないかと言うことです。そんな単純なことですが、けっこううまくいってる感じです。
CM125のメーター類の外し方
3箇所外すところがあります。これと電気を通す配線が2本ヘッドライトの中に収納されているので、5箇所外すと車体から分離できます。
メガネレンチ8mmとペンチなどで簡単に外れていきます。
真ん中のケーブルはスピードを計測する棒が入っています。
ペンチなんかで軽く回すと外れます。
ボルトも2本外すと車体から浮きます。電気配線が2本繋がっているので、これらも外してからじゃないと車体からは外れないので、まだ浮いた状態です。
ヘッドライト内に収納されているスピードメーターの配線を外します。ヘッドライトの開け方は2箇所プラスドライバーでとまっていて、ライト本体をちょっと横にスライドさせてやると外れます。
配線がごちゃごちゃしていますが、スピードメーターについている配線を動かしてみて、ヘッドライト内の配線も動くようならそれが外す配線です。
配線は+と-の2本繋がっているので、どこと繋がっていたのか忘れないようにします。
写真撮っておくのもありですね。それと初心者のうちは配線がわからなくならないよう1箇所づつパーツを外して、取り付けてから他のパーツ、とやっていく。一気に全部外したらきっとわからなくなります。
配線はギボシ端子という、引っ張れば外れるようなコネクターでくっついてるので、簡単に外せます。
メーターが外れたので、塗装する室内に持ち込み。
単体のパーツとして作業すると範囲もわかりやすく、やりやすいですね。
洗剤でよーく油を洗い流して、乾かしたら塗料がついたら困るところに養生をかけます。
油をしっかり洗うのは簡単な作業でありながらものすごく重要です。とにかくしっかり洗う。油やほこりなどが残っているとどうなるかというと、わずか数ヶ月で塗料が剥がれてきたり、隙間ができていることでそこから錆が発生したり、とせっかく塗装したのが水の泡になってしまいます。
失敗談としては、パーツクリーナーをちょっと吹きかけたくらいで塗り始めたら数ヶ月でボロボロになってしまったことがあります。
続いてメーターパネル。こちらは円形なので、A4用紙にコンパスで円を描いてハサミで切り取ったものをノリで貼って養生しました。直径を測って÷2したらピッタリな円が作れますね。
写真撮ってないですが、塗料の食いつきをよくするために耐水ペーパーで細かい傷をつけておきます。直接ブラックのみを吹き付ける場合、傷が大きいと塗り終えてから目立つので、400番以上が望ましいです。今回は1000番で傷入れをしました。
養生とペーパーがけが終わって吹き付けの準備が整ったら、塗装ブースを用意します。
プラモデラーなんか専用の塗装ブースも売られていますが、安く軽く納めるので段ボールとA4用紙を軽く敷いただけの簡易ブースで塗りました。塗料が家具などにつかなければなんでもいいんです。
1回目の吹き付け。
まずまずです。プラサフは塗らないのかというと、ブラックだと直接塗っても割と仕上がりもよく、塗料剥がれが起きにくかったのでブラックに限ってプラサフを塗らず、そのまま2回塗りをしました。
1〜2時間経って乾いてきたら一応2回目も塗ります。ブラックは色が濃いので1回でも十分色が付くんですが、2回やっておけばより良いかなと。
塗料が乾いて養生を外したところ。仕上がりが素晴らしいかは置いといて黒く染まってます。
横から、元々あった擦り傷などはそのまま浮き出るのはしょうがないですね。
取り付けてみて塗装前のと比較。新品のような黒さです。
裏側は見えない部分だし配線も入ってるのでそのままにしました。
ついでにフロントフォークのエンブレムも外しやすかったので、塗装ブース出したついでなので塗りました。
反対側のメーターも同じ手順で行って黒く塗りました。
古い車両だと至る所が古くなっていて、ちょっとづつ手をかけて行って新品のように直していくのも楽しみですね。