ひと昔前は電動は非力で使い物にならなかったのですが、最近のモーターの性能が上がってきたこともあって使えるだろう、とポチってみました。
わずか8026円、ホーマックなんかで充電式の芝刈り機は2万円〜という高さでこれはどうしようと悩みながら買わずにクワを使って手作業で雑草を削っていました。
結果的に1年保証も付いていて、使っていて1年以内に壊れたら新品と交換してもらえるらしいので、1年以上は少なくとも使えるということだと思えます。
電動の場合選択肢としてコンセント式と、バッテリー充電式の2タイプありますが、うちにある電動工具でバッテリー式だとバッテリーが何年か経つと使えなくなって動かないのに、コンセント式の電動工具だと父の使っていた30年前の工具でも現役で動いていたので、迷わずコンセント式を選びました。
コードがある分取り回しなどの手軽さは若干良くはないですが使用寿命が長いほうがいいですね。
届いたのはこんな箱でAmazonの箱にも入らずそのまま来ました。
芝刈り機ですんでこのくらいの大きさはあるでしょう。
箱の説明。
販売元は山善ですね。中国で生産して売ってる会社です。結構いろんなものを出しててお目にかかることが多い山善さんです。
320Wの高出力、と書いてありますがエンジン式のを今まで使ってきた人から見ればちょっとどのくらいかよくわからない感じはしますが、だいたいエンジン式の芝刈り機と同程度の出力が出ている感じでした。30ccくらいだと思います。刈り取り能力としては不満を感じないほどは出ていました。
モーター式なので定格時間30分、これはどの電動工具でも同じで、30分も使ってるとモーターが熱くなって触れないくらいになるので、30分使ったら30分休む、くらいの方が寿命は伸びると思います。
実際に使った時は、2時間弱続けて草刈りに使用しましたがモーター部分は熱くはなってませんでしたが、焼き切れたりさせないように途中で休ませるようにしたほうがベストだと思います。
電圧も50/60Hzの家庭用100Vコンセントで動きます。
箱の中身。ちょっとブログ用に撮影するよりも先にすぐに草刈りに使いたかったので空箱の状態です。両脇に芝刈り機の本体が2本と、真ん中の白い箱に延長ケーブル10mだとか安全メガネだとかが入っていました。
8000円台という安さから日本製だったらカッターが入ってないだとか、延長ケーブルは別売り、だとかで追加料金で結局2万円くらい出費するハメになりそうですが、これはちゃんと全部揃ってました。すぐに使えてありがたかったです。
うちの畑がある場所との距離から30mのコードリールも一緒に買いました。10mでは間に合わないのは想像できたので、これを追加したら畑のはじの方まで余裕を持って刈り取ることができました。
コードリールは安さではなく、防雨もついてるちょっと良いのを選びました。これは後に芝刈り機だけじゃなく他の電動工具でも活躍しそうだからです。ケーブルだけで6219円、ちょっと高いとは思ってましたが、丈夫なケーブルで30m巻きだと中古を近くのお店に見に行ったら1万円とかしたのでまだ安い方として買いました。
芝刈り機を使えるようになるまで13000円くらいの出費でしたが、毎年毎年手作業で草むしりする苦労を考えると安いものです。春過ぎと夏の終わり頃の2回刈り取りするので、200m²はある畑で手作業だと1週間以上合間をぬいながらやっていたのが芝刈り機だと全体を刈り取って2時間でした。
細かい芝刈り機が入ると他の野菜まで切ってしまいそうな部分は手作業でやるしかないのですが、大きい部分はそのくらいで終えられます。
こちらは説明書。簡単な組み立てなんですがうっかり間違うと最初から壊してしまった、となりそうなところもあるのでしっかり読んでから組み立て開始したほうがよかったです。
個人的に組み立てていた時うっかり間違えてカッター取り付け場所を逆に回してて早くも壊してしまいそうになりました。
付属の六角レンチが手元の起動ボタンの裏側に取り付けてあるので、それをカッターを取り付けるネジを外す際に、横側の小さい穴に差し込みます。六角レンチの機能を使うんではなく、ネジとモーターが一緒に回らないよう留めておくピンの役割として使うようでした。
もう1個のネジを開けるための工具も付属していて、真鍮っぽいゴールド色した工具で
ネジを時計回りに回す
と外れるようでした。ここ重要です。普通のネジは反時計回りで外れますが、これは時計回りの逆ネジです。ここを間違えてて精一杯反時計回りに回してたら少し差し込んでた六角レンチが変な方向に曲がってて気がつかずずっと回してたらいきなり壊すところでした。
こちらは六角レンチが付いてる場所です。これも最初欠品してるのかな、と思いましたが本体にくっついてるタイプでした。
あとは、組み立てて2本に分かれてる芝刈り機本体を組み合わせる時に、赤い線まで差し込まないと通電しないということが組み立てしててうっかりしてたところです。
この部分です。電動なのでしっかり差し込まないとモーターに電気が流れないんです。
このように棒の内側にソケットが付いてて、赤い線までカチッと音が鳴るまで差し込まないと、あれっ、起動しない、と最初慌てました。
反対側は取り外しのしやすいクイックリリース方式。ボタンを押してちょっときついですがスルスルと手で抜けます。
先端のカッターの部分。付属の刃の向きは数値が書いてある方が上向き。安全ガードも付いてました。これも草刈りに使ったあとなので土汚れがついてます。
カッターの裏側。ここのネジが逆ネジになっているので注意が必要です。時計回りに回す、説明書にも載っているので、組み立て簡単でも1度は読んでおいたほうがいいと思います。
こちらは六角レンチを差し込んでモーターがネジと一緒に回らないようにする差し込み口です。六角レンチを差し込んでから少しモーターを手で回してやると溝にスコッと入るのでそれで固定完了で、ネジをもう一つの付属工具で、時計回りで外します。すごい緑色してますが草刈りに使ったあとなのでこんな風になっています。
付属の工具
持ち手側。黒い丸ボタンでロック解除で、起動ボタンが押せるようになります。これが長時間だとちょっと手が痛くなる部分でもありますが、安全性を考慮したら手を離したら止まるようじゃないと危ないので、手が痛いのは仕方がないことです。
裏側に六角レンチがセットされてるんですが、こちらは1回目の使用で早々に失くしました。取れやすいんでしょう。なので失くしたら手持ちの六角レンチがない方は失くさないよう外しておいたほうがいいかもしれません。
裏側です。六角レンチがセットされていたところが取れちゃってます。
10mの付属延長ケーブル。本体にもケーブルの短いのが付いていて、使用時に強く引っ張ると簡単に取れるようになっている親切設計でした。ただ10mじゃ広い畑を刈り取るのには足りなかったので別途30mの延長ケーブルも買ったのでした。
付属品の安全メガネ。これは100円ショップでも買えるやつで、付属してると別に買わないといけないとかがなくて、購入満足度向上の役には立ってる感じはします。無くても問題ないですがあったらお得感を感じてしまいました。
これは付属品で何に使うかパッと見なんだかわかりませんがどうやらケーブルに取り付けることで絡み防止をするパーツらしいです。ケーブルも太いのでそうそう絡まったりはしないと思いますが、絡まりが気になるようであれば付けてみるのも手だと思います。
付属の工具。これでカッターのネジを緩めるのに使います。プラスドライバーは分解して中のモーターに詰まった草などを掃除する用に使うのかな、と使い始めの段階ではプラスドライバーの出番はありませんでしたが、使うからこれを付けたんでしょうと思いました。
組み立て時の注意点としては、カッターのネジの方向だけ間違わなければ壊してしまうと言った惨事にはならないのでそこだけは注意してやったほうがいいと思いました。
実際の使用感
芝刈り機のベルトも装着していざ、とやり出しますと、ちょっと気になるところもありました。
エンジン式芝刈り機と違うのはウエイトのバランスが前のモーターにいってるのでずっしりと重い感じがあります。エンジン式だと腰の後ろにエンジンとガソリンがあるので同じ重さでも軽く感じるのですが、電動だとなんとなくずっしり感はあります。2、3時間刈るだけなので耐えられない重さではないですが。
あとはボタンを押し続けないと止まるところですね、安全に配慮した設計なのでこれは悪くないと思いますが、古いエンジン式だと回り続けるので取り回しの楽さで言ったらエンジン式です。ずっとボタン押しっぱなしだと腕が疲れてくるのと、芝刈り機の重さで肩が疲れてくるのです。でも2、3時間なら平気と言えば平気なのでそこら辺は安かったし少しは我慢して使おう、と納得してます。
音量は、けっこうモーター音がうるさいです。電動工具のドライバーをまわしてるくらいの音量でしょうか。エンジン式よりは静かですがミニ四駆などのような小型モーター並みの静かさを期待したら思ったよりうるさい、と感じるかもしれません。
刈り取り性能は、スギナだとかの雑草を刈るなら不満のない性能です。小枝だとかは全く切れないので雑草に混ざってたら手でどかしてやる必要はありました。カッターも付属のを使ってるので、性能が違うのをたくさん売ってるカッター刃から選んで強力なのに取り替えてみるだとかすると小枝もいけるかもしれません。
実際に届いた芝刈り機。これちょっとブログ書くより先に芝刈りに使ったあとなので汚れとか使用感満載です。でもちゃんと使えるものだという証拠でもあります。