GWに仙台まで7泊ゆっくり、自転車旅行ってきました【チャリ旅】【ロードバイク旅】

山形県鶴岡市から、仙台市まで、8日間じっくりかけて片道200km。Googleマップのルート検索では171kmとなっていますが実際の走行距離は200kmはあります。

Google Mapでの予定コース200km

4月30〜5月8日まで2日カレンダー通りなら平日挟みますが、そこは休んで大型連休をフルに使いました。

4月30日に出発する予定で準備してたんですが、初日は持っていく予定の水筒が届いてなくて到着待ちしてて、5月1日から出発したんだったと思います。天気予報は2日が1日雨で、途中まで進んだら雨に濡れない場所を探してテントを張って1日お休み。3日目からまた再開、すごくゆっくり途中温泉に入ったり温泉卵作ったりして、とってもゆっくり進んでたので、仙台市までは4日もかかりました。

ロードバイクで真面目にやれば朝出発で夜中には200km走り終えられると思うので、かなりゆっくりペースでした。

道中足湯が楽しみ

せみの湯

開湯1000年ほど経ってる萎びた温泉宿。ここは下調べ無しだと存在してるのも気が付かなそうな微妙な場所にあるんですが、人が来ないので足湯独り占め、温泉卵もその間に入れておくと1時間後には美味しいのが食べられます。温泉卵が楽しみで、途中にあるスーパーで10個パックを買って用意しておいたのです。

下呂温泉という、勝手に湧き出ている野良の温泉のこと

川に降りる階段があって、そっちには下呂温泉という、天然の岩に流れた温泉が溜まった人の手が入ってない温泉のことですね。こちらは温度が60°くらいはありそうな熱さだったので、バケツなどあれば川の水で薄めて入るなんてのもできると思います。

足湯のあるしなびた温泉宿

今回写真をあまり撮ってなかったのでgoogleストリートビューで、ここにそのせみの湯という足湯があるんですが、ストリートビューが古い写真だからか足湯ができる前のが映っているようです。設備も綺麗だったのでここ数年で新しく建てられた足湯なんだと思います。

こういう萎びた温泉宿って萎びたところが好きって好んで関西だとか遠いところから足を運んでくる見た感じ30代〜の家族連れもいれば1人で来る人もいて需要はあるんだなって思います。

キャンプもできる静かな温泉街

場所はこのマップのポインターが乗ってるあたりです。瀬見温泉駅を下車すると徒歩10分くらいで、泊まるもよし足湯して萎びた山奥の温泉街を見物して帰るもありかなと思います。

この先にある鳴子温泉など大崎市の温泉街はとても人気で人がたくさんいるんですが、山形の最上は何個か温泉はあるのにかなり萎びてます。なので人が少ないところにたまには行きたいなあといった時は山形県側に行くといいかもですね。

ホームページはあるようです。

https://semi-onsen.com

車中泊の人も無料で泊めてても何も言われない駐車場があります。

キャンプも、川のあたりでなら、よほど騒いだり汚したりしなければやってても誰も何も言ってこないでしょう。基本は帰る時は来た時より綺麗に、です。ゴミ捨てて行ったりがひどいとキャンプ禁止の張り紙が貼られると思われますね。

10分程度のところにコンビニあり。山のコンビニは夜11時で閉まります。

コンビニも1軒だけ近くにあります。自転車で5分くらいの好立地、ローソンと現地の野菜販売所が並列してて、中も結構綺麗です。

ここはどうかはわからないですが、注意として山のコンビニはだいたい23:30〜5:30まで店を閉めてるのが普通らしいので、深夜コンビニに行きたくなっても開いてないかも、ということを頭に入れておいた方が良いかもしれません。

山奥だと深夜まったくお客が来ないのに夜勤したって仕方がないし売り上げも出にくいから生きるための選択なんでしょうと思いました。

山間部で眺める最上川の景色

Googleマップであったローソン付近に寄った時の写真

写真点数が少ないので撮ったのを全部上げました。このローソンは景観が良くて、裏手では鮎をとる仕掛けが設置してあって壮大な景色があります。たぶん時期がよければ鮎のつかみどりなんかもやってるんじゃないかなと思います。

水車小屋があって、店内はトイレがやたら凝っていて石灯籠などの和風なのがあったりトイレは広くて綺麗でした。直売の野菜も観光地ぼったくり価格ではなく、スーパーと同程度のお値段で買えるみたいなのでいいところです。

雨でもいいように橋の下にテントを張りました。快適です。

瀬見温泉の付近の川でキャンプした様子です。蝉温泉駅を降りて目の前の道を降りていくといい感じの駐車場と川があります。雨対策で橋の下にテントを張っていました。民家もすぐそばで温泉宿の従業員なのか若者が住んでたり、コテージのような民家に老後に住んでますのような暇そうな老人など、広々としてる静かな雰囲気です。

川の水も綺麗で、そのまま炊飯や水筒の水補給に使えました。ついでに釣竿なんかあったらイワナやヤマメがおかずになるかなあ、なんても考えていたりしましたが、釣竿は今回持ってきてませんでした。山を通過するので、渓流釣りもやれるスポットが多いので、釣竿も持っていくのはありだと思います。

道中のホットスポットはこんなところで、あとはひたすら自転車を200km漕ぎ続けてるだけなので特に何もブログに載せられることはないのですが、

自転車旅行に使った自転車でも。

旅行する自転車、ジャイアントグレートジャーニー

GIANT GREAT JOURNEY、の結構古いやつです。フレームはクロモリで多分前の所有者が10数年乗って乗り換えた自転車で、買った当初からすでに年季の入った感じでした。ブレーキが効かない、変速が壊れてる、ボロボロの状態ので送料込みで14000円だったか、そのくらいでヤフオクで買ったのをちょこちょこと直して乗れるようにしました。

やっぱり旅行をする自転車、と言ったらGIANT GREAT JOURNEYです。これで世界一周できる自転車を想定して設計された自転車なので。

サドルは少し柔らかいのに、ペダルはSPD-SLに変えてあり、今回の旅行では普通の靴でしたがビンディングシューズも使うことができます。

水は何度か自転車旅をしてて重要と感じていたので、3本ドリンクホルダーと、リアバッグにも2本入れられるスペースに計5本と、暑い日に対応するため水筒にしてあります。

魔法瓶の水筒は自転車旅をしたくなる春から夏と秋にかけてすごく重要です。とにかく暑いしペットボトルだとお湯になってしまい、体を冷やす効果を得られないので、水筒は必要と思って4本は持ち歩いてます。山道なんかだと自販機すらない道を数十キロ走ることもよくあるので、自前で冷たい水は要ります。山なら川の水飲めるだろう、と思うかもしれないですが、その川に道路が面してないだとか、谷に川が流れてて届かない、ということもあります。

真夏なら冷えた水をかぶることで体温を下げたり、普通に水としてお米を炊いたりする場合冷えてる必要はないのですが、水が必要になってきます。ジュースではダメなのです。

水はですね、冷えたのを調達するのはコンビニの2Lペットボトルがおすすめです。水筒4本、500mlを4本なら2Lピッタリなので冷えた水を確保しやすい。飲水としても2Lもあれば1、2日は問題なく生きていけます。お値段も大体100円、と冷えてる水に価値を感じる旅行者にとっては破格のお安さです。

コンビニの数と、公園などの蛇口がある公共の場所、または綺麗な水質の上流域の川を探す手間、を考えたらコンビニで100円払ってペットボトル入りの冷たい水を買ったほうが早いし楽です。

公園なんかは意外と国道沿いにはなくて、ちょっと街中に入ったところにあったりするので、見つかりにくいんですね。GoogleMapで調べればわかることですが、コンビニは国道沿いにあって、わかりやすいので100円なら買ったほうが楽なのです。

リアキャリアはロズウェルのバッグです。三年くらい前に買ったんですが、その頃一番安くて容量が多く詰めそうなので買ったのですが今はもっと大容量なのが売られています。価格は確か4000円ほどで、安くて大容量だから選んだのでした。

フロントに取り付けた銀マットはさらに前に、確か、1000円しなかった記憶が、寝袋も2000円とかそのくらいの、夏用です、テントはnaturehikeの1万円した比較的自分にしては高めな、耐水圧が10000くらいあった雨に強いテントを選びました。なぜなら雨の日に安いテントでキャンプしたら、雨漏りしてきたんですね。

それと大雨の日にテント張ってたら中がぐしゃぐしゃになってたこともあって、対水圧の高いのを選びました。それほどキャンプは自宅と違って、寒さなり水害なりが容赦無く襲ってくるのです。

5月のテント泊での寒さ対策

5月はまだ夜は冷え込みが厳しく、自宅にいると寒くても断熱材が入っているのでそんなに寒くはなく気がつかないのですが、テントなどで外で寝ようとすると外気は22時から朝の6時ごろまで3℃〜10℃くらいになります。当然想像よりかなり寒いのでそのまま寝るのは厳しいと思い、寒さ対策に電熱ベストと、予備でホッカイロを持参していました。

どちらも試してみての結果は、電熱ベストだと電気をたくさん食うので40000mAhの大容量モバイルバッテリーがあっても一晩しか持ちません。なので20万mAhなどのポータブル電源だとかを持っていくなら安全圏な容量だと思いました。

予備で持ってきたホッカイロが何気に大活躍でした。どこのスーパーやコンビニでも置いてあって、お値段は10枚入りで200円という安さ、持続時間が16時間、平均温度50℃〜60℃、と寒い夜でもホッカイロを5、6枚体に巻いておくと気持ちよく眠れる程度の体温を維持できます。冷え込みがマイナス温度でも10枚全部使えばしのげそうでした。お値段も200円で一晩だと考えても安くて電池切れを心配する必要もないいい物と思いました。テント旅行の頻度を考えると電気を使う電熱ベストや、電気毛布よりホッカイロ買ったほうがあったかいし確実ですね。

今回の自転車旅行で走行した距離

自転車旅行終了、オドメーターは394kmを指してます。

実走行394.2kmでした。スタート時にDSTを0にして出たので正確な距離だと思います。片道200kmは普通にありました。

日本という山が多いとこを横断しようとすると、どうしても山越えがあるので登りがとってもきついので、思った通りのスピードは出ないです。登行車線なんかあるようなきつい登りはもはや早々に諦めて押して歩いてました。

無理に登りも漕いでも一番軽い変速で6kmほどしか出ないしそこを頑張っても体力が大幅に削られるだけなので、押して歩いても4kmは出るのでほとんど変わらないです。山越えは登りは歩いて、下りだけ乗る省エネでした。

山奥の片道1車線、長いトンネルを抜けた後一息、トンネルはトラックなどが怖い

山越え中の写真

トンネルが結構怖いのです。薄暗い1本しか車線がないので、赤く点滅するテール球だけだと見落とされてそのままミンチになりそうな気がするのでかなり気をつけて、脇に広い歩道があれば安全ですが、人1人通れる程度の狭い歩道しかないか、まったく無い時は、安全に行きたいなら狭い歩道を歩いて通過するか、車通りを見て車道を走るか、にしていました。

普通乗用車なら1車線でも幅に余裕があるんですが、大型トラックだとギリギリで対向車もいると自転車にギリギリで通過していくので、あのでかいタイヤがすぐ脇を通っていく、ちょっとよろければそのままお陀仏ですから、トンネルの通過と片側1車線はかなり怖いのです。

まとめ

GWの期間での山形県から仙台までの往復400kmの中身でした。

やらずに後悔するよりやって後悔という言葉もある通り、帰宅ごろには手足は痛いし疲労も三日は抜けないような状態でしたが思い出に残る自転車旅になったと思います。

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