自分でDIYすれば安い。CM125T、チューブタイヤ交換。チューブ噛み失敗例3回も有り〼

旧車なんかにありがちなチューブ入りのタイヤ交換を日曜DIY的な人がやってみたんです。そしたらちゃんと工具も揃えてしっかりと交換準備ができてたと思ったのに、交換中にチューブがズタズタになってしまい、すっかり意気消沈したのでこれは同じ間違いをしないように、と書き留めておこうと思いました。

ズタズタになったチューブ。タイヤをレバーで入れる際にチューブに噛んでしまって穴が空いてしまうんですね。以前もタイヤレバーを使って交換したことがあったんですが、その時は問題なくできたのに、今回はチューブがズタズタに。

そんで夜な夜な100円ショップから6枚入りのパンク修理キットを買ってきて貼り付けては穴を塞ぐ作業を延々と、本当にズタズタで穴だらけになってたので10数枚は貼り付けました。

これは練習用として使ってもう実際の走行で使うのは危ないなあって雰囲気ですね。そんでもう1本チューブを買ったわけです。Amazonで、3.50-16サイズ、1本1500円ほどします。安く収めたいから自分で交換してるのに手痛い出費です。

それでですね、2本目、なんでズタズタになったかよくわからないまま同じやり方で交換したら、これも1発でズタズタに。

こちらも同程度に穴だらけに。。。

数日かけて入念に穴を塞ぐ作業。20枚以上パンク修理のバッチを貼ったと思います。6個はパンク修理キットを買ったので、補修で660円の出費。ああ、ここでも手痛い出費が。

穴が大きいので何度か張り替えもしたりと長い手間がかかりました。

3度目、は新しいのを買わずに補修したチューブでいったん練習してみます。新しいのを買ってもまたズタズタにしたのではお金がいくらあっても足りない。確かバイク屋に交換を出したとき6000円くらいでやってもらった記憶があって、Amazonで5000円くらいのタイヤを買って、チューブ1500円、ん?やってもらったほうがいいんでは、と思ったりもするのですが、とりあえずバイク屋もない山道でパンクしたらってことを想定して、ここまでやったら技術を磨く意味を込めて自分でやってみましょうか、ということにします。

こういうYoutube動画を参考にしたり、Google検索でチューブタイプのタイヤ交換をしているブログを見たりして勉強してました。

チューブありのタイヤはやっぱりよくチューブを噛んで穴開けてしまうことが多いのだそう。ただそのたびに1500円のチューブを買わないといけないんでは無駄すぎる。

学習した後の3回目

3度目の正直、なんて行ってみたりして、2度のチューブズタズタから学んで、まずはチューブ無しでホイールからタイヤの着脱の練習。をしました。集中してたので画像は無いのです。チューブありと同じ工程なので、日曜日のお昼頃からのんびりと外にダンボールを敷いて準備を始めます。

参考にしたYouTube動画だと古タイヤを敷いてやるとホイールに傷が付きにくく作業しやすいんだそう、なので使います。

タイヤは半分は入った状態。半分はグッと押し込んで少しタイヤレバーを入れると難なく収まります。(この辺人によって得意不得意が分かれるらしく、入れるのが難しい、外すのが難しかったなど)

最初は手で2/3くらいまで押し込んでいきます。残りはタイヤレバーを使うのですがここでチューブに噛んでパンクさせてしまうことが多々あるので、ガイド程度に使って滑らかに押し込んでいくのだそう。

この辺がとても参考になりました。

タイヤレバーはちなみにホーマックで一本900円だったかの自動車用を2本使って作業をしています。3本だとやりやすい、とプロの整備士は言ってるらしいですが、やってると確かに3本だとより楽にできると思いました。ただ今、うちには2本しか無いので2本でやってくことにするか、それとも3本レバーを新たに購入するかです。高い出費なので2本で技術を磨く方向になると思います。

こういうのを使ってやってます。ただ見てるとグリップ付きの

このタイプを使ってる人が多いし、前者のはチューブありのバイクタイヤにはいささか大きすぎるのでは無いかと思ったりもしてます。丈夫で太いのでかなりの強烈な負荷でも折れないでしょう、んでもですね、やってみるとあんまり力は要らないんでした。ちゃんと手順通り狭い間隔でタイヤを入れていくと、ぐっぐとクラッチを握るくらいの力でも入っていきます。かなり力を入れないと入らない場合は、反対側のビートも一緒に持ち上げている、だとか間隔を広く取りすぎている、だとか理由があるので一旦作業を止めて何かおかしいことをしてると冷静になって何が悪かったのか見直してみるといいと思います。タイヤなので2、3個もおかしな点が上がればそれ以上は出てこないはずです。

チューブを入れての作業に入る場面。これも人によってやり方に違いがあるようで、チューブに噛まないようチューブにオイルを塗って滑りをよくして噛みにくい状態にして入れる人もいれば、なるべく手で押してタイヤレバーをほとんど使わないで入れる人もいたので、自分にとってやりやすい方法を模索して試してみるのが良さそうです。

やりにくい、やりやすい、って感覚は人によって違うようです。

チューブが噛まないよう空気を少し入れるのは基本なのだそうです。でも、入れすぎるとやっぱりチューブが噛んで作業中にプッシューという音とともに穴が空いてやり直しーになったりします。加減はどうやらペロンペロンの昆布の状態からある程度輪っかができる程度で、ふにゃふにゃの状態で入れる方がうまくいくとのこと。

この回はまた失敗してるのですが、写真のようにある程度空気を入れておきます。

この後タイヤレバーを差し込んで入れた場面でプシューッと空気が抜ける音が出て失敗になるのですがとりあえずブログ的に失敗例も乗せてしまいます。

反対側が浮き上がらないよう膝でタイヤを押さえて、1本目のレバーを入れて押す。

2本目、いろんな動画でもみんな口を揃えて言ってましたが、幅を欲張らず小刻みにレバーを入れることで大きい力を必要とせず軽く入るようになります。

とまあ、手順はそうなのです。で、ここで、2本目のレバーを差し込んだところでプッシュー、とチューブに穴の空いた音が。ここでやり直し決定です。

次回、4度目は以前より学習してタイヤ交換の練習を更新します。

4度目の再チャレンジは成功

YouTube動画などでタイヤ交換、で調べながら学習しての再チャレンジです。

コツをしっかり掴んでチューブを噛まずに入れられるようになれば合格ってところです。

とても重要なコツ

・ビートワックスを塗る

・タイヤレバーは平たい側を使う

・90度以上タイヤレバーを入れてから押し入れない

・タイヤレバーを差し込む幅は小幅に欲張らない

・タイヤレバーを差し込む反対側は足で押さえておく

この辺りが重要だなと思いました。一つづつ噛み分けていくと

・ビートクリームを塗る。

店頭でもあるかもしれませんが、ネットのどこでも大体個人で使う程度の30g〜50gほどだと500円以内で購入できます。ビートワックスの役割はガチガチに硬いゴムを滑りやすくしてホイールに入りやすくすることで、これを塗ると思い切り力を入れないと入らなかったタイヤが手で押すだけでも入っていきます

これを塗っているときに、ああ、セック○。滑りがよくならないとダメだよなあって思いながら、ゴムを痛めないためにもゴムを装着、ではなくビートワックスを塗るのは必須だと思いました。

・タイヤレバーは平たい側を使う

これが重要で、なんの事前学習もなくタイヤレバーを入れる時、こっちの方がやりやすいだろう、とS字の方を使ってしまうわけです。ホイールに引っ掛けて押しこむ方が良いように思えるので、それをやってしまうと、チューブ有りの古いタイヤはチューブにズタズタ穴を開けてしまうのです。チューブを噛むといって、タイヤレバーで自分で交換してみようとする人にありがちな失敗です。

平たい側を使うと、チューブに噛みにくいようになります。絶対に噛まない訳ではなく噛みにくくなる。タイヤレバーを押しすぎてチューブに当たるほどにやるとやはりチューブに穴が開くので、差し込むときは90度までを目安にしてある程度行ったところで手で押し込む、を繰り返します。

・90度以上タイヤレバーを入れてから押し入れない

ここは絵入りで説明すると納得しやすいので絵を描きました。

タイヤレバーでチューブを噛まないように入れるやり方

少し空気を入れて膨らませたチューブが中にあって、タイヤレバーを差し込んでそのままホイールに当たるまでグッと押し込んだらチューブも空気が入っていても巻き込んで噛んでしまう場合があります。レバーのテコの原理が加わった強烈な力でチューブを挟むから穴が空いてしまうわけです。

それを90度程度を目安にして差し込むと、チューブには当たってもせいぜい当たってるだけの力しか加わらないので穴が空きにくいやり方になります。

・タイヤレバーを差し込む幅は小幅に欲張らない

バイクのタイヤはとても硬いので1度にグワっと入れたくなりますが、ものすごい力を入れないとゴムが伸びないので、できないことはないのですが、タイヤとホイールを傷める原因にもなるので、力技は極力避けて、ビートワックスを内側と外側に塗って、2/3ほどまではタイヤレバーを使わず手と足で入れていき、入らなくなってきたな〜ってところから、片方を足で抜けないよう押さえながら、タイヤレバーを一本ほんの少し先に差し込み、90度程度押す、とビートワックスの滑りでツルっと内側に流れて入っていきます

入ったところは抜けないよう膝で押さえたりします。途中滑りが悪くなったと感じたらまたビートワックスをケチらずに塗り込みます。あとは全部入るまで同じ工程をこなすとタイヤが入ります。

できるだけタイヤレバーを使わずに手で押し込む

こちらは2/3の手で入れる部分、できるだけタイヤレバーは使わない

タイヤレバーは90度までしか押し込まない。

タイヤレバーは差し込んで90度程度までしか押さない。

超重要なことなんですが、慣れないうちはぜんぜんタイヤが入らないしチューブもパンクするし、無理して力を入れて腕もだるくなり、タイヤを押さえてる膝や手足が痛くてイライラする場面が多くなります。

ぐったりしながらYouTubeでタイヤ交換を覚えてと意外と一筋縄でいかないストレスで投げ出したりしてしまいがちになると思いますが、ちゃんとやり方を学習して冷静になって自分のやりやすい手順を体感しながら覚えていくと力をあまり入れなくてもスルッスルっと入るようになってきます。

タイヤによって若干やりやすさが違うので参考にしたやり方を見ながら自分のタイヤにあってそうなやり方を体感で覚えていきましょう。

最後は精神論になったんですが、冷静になってこなしていくっていうのが重要だと感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です