春ですね、耕運機の活躍する時期です。で、冬を越してみたらちょっとした不具合が。
回転数が全開のままから戻らない。
こう言った耕運機は全開でもいいんですが、やはり無駄なガソリンを使うし寿命も縮んで壊れやすくなるので修理してみました。
Robin PRO 310というおおよそ前の所有者の方がもう充分使ったから売ったのを、修理行者がまだ少し直せば使える、と直したのを自分が買ったので、わずか5000円でした。
だから当然古い機械はすぐ壊れるのです。
錆びた容姿のRobin PRO 310、この機種そのものの修理ブログはなかったので後にこの系統のを買って修理したい人向けに記事残しておこうって感じです。
修理開始
スロットルはガソリンタンクの下にあったので、まずタンクを外しました。ネジ10mmを3本。裏側にホースが付いています。それを外すとガソリンがダダ漏れになるので、別に容器を用意しておくのを忘れずに。
裏側のガソリンホースを撮ったところ、見えにくいですがクリップで挟んだだけのシンプルな構造でした。これだけだとわかりにくいので拡大した画像も。
これをペンチなどで挟んで外して、ガソリンを容器に移しておきます。このホースにも外してすぐ袋などでカバーしておくのを忘れずに、耕運機は土だらけで、このホースに土が混ざるとこのままキャブを通って詰まりが発生します。すると何重にも手間がかかるので、カバーは忘れないようにしよう。
こちらがガソリンタンクを外した状態。表面にはスロットル関係しかありません。キャブは横にあってタンクは外さなくてもメンテナンスできます。
右側のまるがスロットル本体で、ここが土まみれで固まっていました。少し動かしただけで稼働したので故障というほどのものではないようでした。
左側のまるはハンドルのスロットルレバーの動きで、スロットルを動かす部分です。左側は正常に動いても、右側のレバーが固まってるとスロットルは動かない、という構造のようです。
左側の様子、とりあえずバネを外したりネジをとったりして構造を調べて、動きを理解します。あと外した部品にはグリスを塗っておくと長持ちするようになります。
こちらはスロットルを実際に動かすレバー、2本出ています。左側はハンドルからの調整を伝える部分、右側はスロットルを実際に動かすレバーです。
土汚れがひどくてなんだかわからなかったので、土を掃除して取り除いた状態。ボルトが出てきました。こっちの方がより構造がわかりやすいですね。
スロットルが戻らない原因は、この根元のボルト部分に土が多くて、左側のバネ程度の力では動かない状態になっていた。でも手で動かすとあっさり動いた程度の故障でした。
ここも各部にグリス、あんまり開けない箇所なのできっちり塗りたくっておきました。
動くことを確認したら、元のように組み付けて完了です。簡単な故障でよかった。
こちらは1番目にも載せましたが、完成した後撮った画像なのでもう一度載せておきます。見た目変化なし、ですがちゃんとエンジン音はスロットル開度に合わせて動作するようになりました。