忘備録として、けっこう手こずったところなんかありました。
ただワイヤー交換して終わり、じゃなかった。
買ったのはAmazonの汎用らしき、CM125用と書いてあったワイヤーです。
CM125用なんて作ってるのか?と思ったけどお値段も安いのでダメ元でポチッと。
届いたものをマイバイクのと照らし合わせてたら、やはり完全にポン付けではなく若干ですね、キャブレター側の引っかける鉛の形が違ってました。日本仕様じゃなく海外仕様なのかもしれないです。ほかはワイヤーの長さなんかはポン付けでいけるので、DIYするのはキャブレター側の鉛の形状を自作ですね。
鉛なら家にありそうな缶バーナーでも簡単に溶かせるので加工は比較的容易です。
いつか使うと思って買っておいた耐熱コンクリートです。
これでまずは型を取ります。元々ついていた純正のをベースに、そこそこの型をとります。あとで削って形を整えるのでくっきりとした型でなくてもなんとかなります。
適当にだいたいこんなもんかなって具合で。
一晩置いて乾いたのを確認。
スポッと、一応油塗って置いたので簡単に抜けました。
型が完成
型にワイヤーを入れて固めるイメージをしてみます。先端部分は鉛なので缶バーナーでちょっと炙るだけですぐに溶けます。型に流す鉛は川釣り用の鉛が入手容易だったのでそれを使うことにしました。
バーナーを使うので火事にならないよう外でやります。道具は銀細工などをする用に持っていた耐熱皿とハサミがあると便利です。お値段も1千円~2千円で揃います。無くても直接型に鉛を入れて溶かしてもいいと思いますが、耐熱皿のほうが形状から熱がこもりやすく、温度が上がりやすいのでやりやすいと思います。
炙り開始。最大1800度になるという強力缶バーナー、ですが使ってて思うのは最大限温度が高まる環境で最大に使っての最大値が1800度にも可能というもので、普通に使っても660度が融点のアルミもまともに溶けません。鉛や金銀くらいは溶けます程度です。
まずは初回なんで練習で、古いワイヤーにくっつけてみました。
きっちりした型ではないので予想どおりちょっと溢れて削る必要はありそうですね。
うん
これをペーパーやリューターでキャブレター側の穴に収まるよう削ります。鉛はやわらかいので加工も簡単、鉄ワイヤーとの相性もよく、ただ溶かして固めただけでしっかりとくっついてます。
無事加工が完了してうまくはまりました。比較的簡単なDIYの部類でした。
これ、車体にワイヤーを固定するネジです。鉛をくっつける前に通しておくとよかったんですが初回なので忘れていました。しょうがない。
純正はこのネジがついていて、ワイヤーをここに通すことでワイヤーの長さ調整ができるんですが、今回は通し忘れていたので使わない方向で。
この部分も多少試行錯誤でDIY、なんとか使えるように針金を使ってワイヤーがずれないように加工。アクセルワイヤーはエンジンや足回りほど事故に繋がらない箇所なのでこんなもんでも充分です。固定するネジを通してないので結果としてアクセルを回す時に遊びが大きくはなりましたが、運転に支障はなさそうでした。ものすごく暇でやる気があればまた鉛を溶かしてネジを通してやるとよさげです。
続いてハンドル側からワイヤーを通してキャブレターまで繋いでいきます。この角度固定のネジの古いほうをまずは外して、新しいのに交換します。
くるくる回すと簡単に外れます。
アクセル側の+ネジを2か所外すと、アクセルワイヤーが収納されている箇所が現れます。ここに新しいワイヤーを引っかけて通したらまた蓋を閉じてキャブレターまで通していきます。
純正の元々通っていた場所になるべく忠実に通していきます。
ヘッドライトの裏側あたり、ケーブルが密集しててややこしくなりがちな箇所ですね。なるべく純正のケーブルが通っていた場所を同じように通しておきます。
これで試運転、ワイヤーの長さ調整をするネジがついていないのでアクセルの遊びがなんか5cmくらい遊びが出てしまいましたが、そこ気にしなければ普通に走れる、針金DIYも外れることなくついています。
ということで、Amazonに唯一売っていたCM125用のアクセルワイヤーでも多少自分でDIYすれば取り付けできるとわかりました。