マリオン志度を買ってみて思ったこと

この物件はネットの不動産屋でも不人気で買い手がなかなかつかない物件で、入居者がつきにくいイメージや、ババ扱いされている香川県にあるマンション。

しかしいつもなら80万くらいで売られているところ35万という安さで、値切って30万でOKということなので買ってしまった。

ババ扱いだからなにかしらの問題はあるんだろうと思ってたが、安いからという理由で買うことにしたのだ。入居者入れれば月5000円くらいではあるが家賃収入が入る資産なので、入居付け頑張るってことで。

んで本体30万円の手数料もろもろ17万で、合計47万でした。

ここからは自分の力量といいますか、自力で不動産屋とやりとりしていったりしていくんですが、あるであろう問題点が見えてきたのでブログに残そうと思いました。

まずは数件地場の不動産屋をGoogle Mapでピックアップしていって、どこに賃貸募集頼もうかってところ。ダメダメなところに募集を頼むと一生決まらないで管理修繕費を垂れ流す負債になってしまうので慎重に決めていく。

とりあえず志度っていう町に物件があるから、近いところに頼むのが一番良いかなってことで物件に近い志度で不動産屋を検索。

さぬき市志度のGoogle Map

アースホーム、池田理容不動産、ヘルシーリース、この3件くらいが地場の不動産屋らしい。物件を買ったところから紹介を受けたアースホームさん、たぶん同じくGoogle Mapで物件に一番近いから勝手に紹介したんだろうなって感じはありましたが。最初の1件目はアースホームさんに電話をかけて賃貸募集を頼みました。

そしたら物件が安かった理由がわかりました。物件のすぐ近くに徳島文理大っていう1000人くらい学生がいるFラン大学があって、そこが2025年に移転して高松市の中心地に移転することが決まっていたから安く売り逃げようと売り主は考えていたっぽいんですね。

あー、そういうことか。

と問題点の1つがわかりました。

調べてみると郊外にある大学が日本全国で一斉に移転の予定になっているようで、徳島文理大だけってことはないようです。Fラン大学でもみんな大学に行きたがるから儲かってしょうがなくて、さらに儲かるように香川県の中心地に移転すれば大学生が4年間遊んで暮らすには最適で、さらに学生が入学してくるのを見込めるわけですね。

そして徳島文理大の跡地は売却予定はなく、サークル活動などの別キャンパスとして残すということです。Google Mapで徳島文理大を見るときれいで広い大学で、移転するにはもったいないような景観でした。

売却すれば跡地に別の企業やらが入居してガラガラになるのは避けられるんじゃ、とは思いましたがそこは徳島文理大の売らないという判断は変えられないでしょう。

物件オーナー的になにが問題なのかというと

地場の不動産屋はほぼ徳島文理大の学生を中心に不動産屋をしているんですね。

Google Mapに映る地場の不動産屋。学生入居者をメインにしているのがわかります。

香川県さぬき市志度の不動産屋アースホームさん

そうじゃないところもあるんですが、徳島文理大の学生の家賃で地場の不動産屋は成り立っていたって雰囲気はある感じです。

町の雰囲気は、Google Mapのストリートビューでいろいろくまなく見ていきました。
徳島文理大以外にも産業はないのか、この町にはなにがあるのか、とかですね。

見る限り大きな工場もあり、老人ホームもあり、ガストやコンビニもあり、すごく楽しいとはいいがたいですが生活に必要なことはちゃんと揃っていて、暮らしていくのに最低限の不満はない程度。

しかしアパートが供給過剰なほどある印象はありました。徳島文理大の近くの山のほうに行くと大規模なアパートがあったりしました。

それ以外は田園風景が広がる人口1.2万人の小規模な町ですね。

香川県さぬき市志度のwikipedia

なので徳島文理大が移転して学生入居者の期待ができなくなって、2025年の最初のうちはアパートががら空きになる期間は出るとは思うのですが、家賃の安さで地場で働いてる社会人が借りたりして空室はある程度塞がるんじゃないかって展望はあります。

目の前にがら空きのアパートがあったらみんな活用しようって考えてなんとかなっていったりするものです。

とりあえず徳島文理大が移転するってことがまだ実現してないからとにかく地場の人たちは今後どうなるんだろうってまだ見ぬ不安に駆られて物件を手放したり不動産屋も見放しぎみの対応をとったりしてるんですね。実際移転完了すると最初は変化があってなにかしらの対処を迫られるとは思いますが、学生以外に目を向けるとなんとかなる程度のことだと思います。

大学が移転する以外の物件の問題点

駐車場の枠が部屋数に比べて少なめ。

聞いた話だと部屋は半分以下しか埋まってないのに駐車場は残り1台しか枠がない。このくらいの町だと車ほしいところです。でも電車も便利で一本で高松市にいけるので無くてもなんとかなるといえばなります。

部屋自体は至って普通の1kで、住みにくくもなく普通。

マンション自体は、これは物件買った人じゃないと見れないんですが修繕履歴とか見ると、しっかりと修繕費の範囲内で細かく定期的に修繕がなされていて、修繕費の積み立て状況も特に問題点は見当たりません。多少滞納もありましたが僅かなのでマンションを維持できないほどではない感じでした。

ということでマンション本体にはほぼ問題がない。

地場の不動産屋があんまり良くない。

Google Mapの口コミを見て気が付いたんですが、対応が悪いとか、やっぱり個人の不動産屋は、とかチェーン店がまともとか、そういう感じなんですね。

たぶん地元の方が部屋探しに来て対応の悪さにどうしてもGoogle Mapに書きたくなったんだと思います。地元の人が本人特定が簡単なGoogle Mapに書き込むとは地元だけにあんまり波風を立てたくないはず、それでも悪く書くということはよほど対応が悪いんだろうって思いました。

どうも読むと志度にある不動産屋は老夫婦がやっているところばかりで、対応もいい加減なところらしい。よくあることですね。

自分が頼んだアースホームさんも老夫婦がやっている不動産屋でしたが、最初の印象とネットで調べた範囲だと、Google Mapに口コミもなく、そういう意味では不満はなく、しかし褒めるほどでもないのかなという感じで、HOMESにも掲載していて社長が60代くらいの奥さんがやっていてたぶん旦那さんが受付とかをやってる、奥さんが営業からなにから主体的にやってていい仕事をしてそうな顔つきでした。たぶんその分旦那さんはポンコツの可能性は高めです。

でもこのアースホームさん、賃貸募集を頼むならHOMESなどのネットにも掲載していることが特に重要と思ってHOMESにも載っていたから頼んだのにしばらくしてチェックしても自分の物件が引っかからない。載せてないみたいなんですね。あ、こりゃダメだ。と思ってとりあえず放置で。

マリオン志度っていうマンションを買った理由に、広告の仕方に問題があってそれで埋まらないんじゃって思惑もあったんです。今時1kに住む単身赴任や、学生はまずネットで物件を探しますし、HOMESで「香川県さぬき市志度」で賃貸物件を見るとマリオン志度が一つも募集出てないんです。んで、ほかのアパートなんかは3万円4万円で募集が出てます。なのでネットに賃貸募集出してる不動産屋に頼めば決まるだろうって踏みました。

すでに老夫婦しかいない志度の不動産屋で、昔ながらの店に足を運んだ人しか見れない状況では決まるものも決まりません。

口コミから想像する高松市民

個人店よりチェーン店がいい。


そういうのは地方にありがちですね。個人店だと適当な仕事をするところも多いのでチェーン店を選んだほうが質がよかったりします。保守的な感じがする県民性はあると思いました。

香川県っていうのはどういうところなんだってまずはそこからだったのでYouTubeで香川県を撮ってる人たちの動画をけっこう見てみました。

他県から引っ越すとしたらどういう行動をとるか

例えばですね、東京からさぬき市に単身赴任を命じられて行くことになった人が居たとします。
あるんですよ。自分も日本地図で見れば見逃してしまいそうな小さな地域に住んでいるのですが、他県からけっこう来ています。関東、仙台、南は九州ナンバーなんかもけっこう来ています。

香川県なんて行ったこともない人だと、とりあえず高松市で降りますよね、中心地なので目標にしやすいわけです。飛行機で来てもリムジンバスが出てて高松市まで行ける。電車でもとりあえず高松市、四国は船も多いので港を使って来ても高松港に着きます。

そこで高松市中心地をまずはぷらーっと見て回って赴任先はさぬき市なわけですが賑やかな繁華街で居酒屋にでも入って一泊してそれから考えよう、と高松市でとりあえず過ごして、翌日住む場所を見つけるために不動産屋を探すと、駅のすぐ近くにエイブルネットワークとアパマンショップがあります。

知らない街に来たら、名前は聞いたことがあるチェーン店が入りやすいのでパッと入ってさぬき市志度のあたりの物件があればそこで決めてしまいます。

さぬき市志度が赴任先であっても、よほど決めかねてないとさぬき市志度にある個人の不動産屋で探そうって気にはならないと思います。それだけ個人のお店って入るのに心理的に抵抗があるんですね。

高松駅までの距離

志度駅から電車一本で片道30分430円。マップ上は13kmだった。
13kmならロードバイクで軽々といける距離です。車なら15分って距離なので目と鼻の先です。
週末電車で高松まで飲みにいける。志度駅からマンションまで3kmほど距離があるから単身赴任なら駅から自転車があると便利。

高松駅まで自転車通勤はちょっと体力無いと毎日は厳しいと思います。バイクなら家賃の安さで魅力があるかも。時々なら、自転車通勤もありな距離。

賃貸募集を頼む場所決定

一応地場の不動産屋であるアースホームさんにも賃貸募集を頼みましたが、ここだけでは決まりにくい。2,3件並行でやれば決まりやすいだろうと考えて、単身赴任者を入れることを想定して高松駅前の近くにある不動産チェーン店、に頼むことにしました。口コミもよく地元民が求めていた不動産屋の対応がある感じです。

高松市の不動産チェーン店に電話してわかった問題点

難所といいますか、これが原因でうまくいかないのか。っていうハッキリしたことを知りました。

問題は人間関係です。

エイブルネットワークとアパマンショップに電話をした時になにか違和感があったんですが、志度の物件は扱いたくない、ようなことを言っていました。さらに、賃貸募集の仲介はやるけど物件の管理委託はやれない、と。

よくわからない。

聞くと香川県内だと高松市とさぬき市だと派閥のようなものがあって、イメージとしては高松市には20代~40代くらいの不動産屋が、さぬき市のほうは60代以上の個人不動産屋があって、さぬきの方は昔からいるだけにさぬき市のほうで物件を扱いにくいとか、さぬき市の不動産屋が強いからさぬき市はやめて高松市だけに絞ろうってことにしてるって話を言われました。

あー、なんかわかる。若手VS老害

そういう構図はできやすい。地方だと生まれ育った町である場合が多いから、この対立関係は根が深いものなんでしょうね。さぬき市の物件を扱えば老害とバッティングしてしまうことはあるでしょうから、避けたい地域なんだろうなあって思います。

あとマリオン志度っていう物件があそこだけなぜかガラガラでババ抜き状態なのはなぜかってこれは想像なんですが、高松市の不動産屋が毛嫌いしてるところから物件管理は良好でもマンションの管理組合の理事長がえらいがんこジジイで不動産屋も扱いたくない人間像が想像できます。たぶんですけどね。志度のあたりほかのアパートは埋まってるんです。

対立のあるさぬき市の不動産屋は今後どうなっていくのかっていうと、老夫婦ばかりの不動産屋なので、徳島文理大がなくなったら食い扶持を新たに探すより店を畳む選択をするんじゃないかってことを考えまして、そうなると高松市の不動産屋がさぬき市のほうにも手を広げやすくなるって構図に代わっていくんじゃないかと思います。

問題点まとめ

不動産屋の地元の人間関係がややこしい。
徳島文理大が移転する。

この2点に集約されました。

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