結論から。
電気代でほぼ赤字になる。
元から売電などで太陽光発電をやってる人であればついでにマイニングもして売電+マイニング収益を得られるのでやったほうがいい。新たにゼロからマイニングのために用意するなら赤字になる。
個人的に仮想通貨に求めてる収益性
5万円くらいでGPU付のパソコンを組んで、電気代200/dayの500/dayくらい収益が出て。
1日パソコン稼働させてると300円/dayの収益が発生するくらいのを期待している。
だいたい1年以内に元本を回収できるあたりが理想的。
クラウドマイニング
老舗だというGenesis Miningを見たら新規受付はしてない。
Genesis Miningに参加できたとしても、0.25BTCになるまで出金もできない。
つまり、900万円の1/10は90万円で、200万円くらいにならないと絵に描いた餅。最初の出資金が100万円以上じゃないと200万円なんて生きているうちに到達しないから1万円とか考えてたらやらないほうが無難。
他にも複数のクラウドマイニングサイトを覗いてみたが、安定的に収益が得られる構造ではなく、出金トラブルが多いようだった。
海外FXなんかも出金できない、勝手に決済された、残高が消えた、などのトラブルが見られるので海外のクラウドマイニングには参加しないのが安全。
国内にもSBI証券の子会社がsbicryptというのを出しているようだがSBIがやってるから安心、ともいえそうもない雰囲気が漂っていて、プラスの収支になる予感はしなかったのでやらないほうが無難。
ASICを買った場合
30万円のASICを稼働させると、45000/月くらいの収益が出るが、電気代が3120W使うので69000/月の電気代がかかり赤字になる。1500Wのドライヤーを最大の温風で2個ずっと付けっぱなしのようなもので電気代が赤字の原因になってる。
これを太陽光発電とかで賄おうとすると、3120Wの5倍くらいは余裕をみて15kw以上。できなくはない水準。
やるとしたらASIC30万ぽっきりの投資ではなく電気代補うため太陽光発電が必須になるから、+300万ほどの投資をみておく必要がある。となると、元本回収は10年かかる
ので、投資先としては平均的な投資にしかならなくなる。むしろASICの寿命が5,6年なのでこの試算の時点で赤字確定。
元々太陽光発電をしていて、電気が余っている家だったりすると200Vの電気を引いてASIC稼働させるとプラス収支になるかもしれない。ゼロからのスタートだと割に合わない。
ビットコインのマイニング機器は試算機では、GPUなんかのMhz単位ではまったく採掘できず、0円の収益試算で、ASICを使ったTHz単位になってようやく1日数百円。50万とか100万円もするマイニング専用機のASICでそれ。
ASICの数が多くPHz(ペタヘルツ)などの、一台百万円のASICを数百台単位でマイニングをやると上位の計算能力になって、たぶん、30億円投資したら30BTC(3000万円ほど)くらいは貰えるような、いくら出資ができるかが鍵なので一般個人では無理です。
マイニングファームはどうなのか
と調べてたらなんといいますか、マンションの一括借り上げサブリースとそっくりなシステムで泡を吹く感じがしました。
マイニングソフト
5,6年前にお試しで手持ちのパソコンでマイニングをしてました。
Minergateが有名で簡単でしたがサービスが終了してました。
nicehashが現在も使えるようです。
このnicehash Minerを試してみたら、24時間高性能なGPUでマイニングしなくても、パソコンを使ってる時間だけついでに起動しておくだけ、だと気軽で電気代はほとんど変わらず使えそうです。
ただ、ビットコインをマイニングできるようですが当然収益といっていい収益はなかなか出ないとは思います、やらないよりわずかひと手間クリックするだけで数か月で100円とか、そんなもんだと思いますが。
やらないよりやったほうがマシという感じでマイニングに参加することはできそうです。
インストールがとても簡単で、すぐマイニングが始められるのが良い点。
GPUマイニング
ASICへの投資は大金がかかりすぎて、設備も大電力を使う工場並みにしないといけないので、一般個人であれば手に入りやすいGPUマイニングが落としどころかなと思いました。
nicehashで手持ちのハードなら月いくらいくらいの収益になるかの収益計算機があります。
電気代考慮するとだいたいマイナスになる。
5万円~10万円あたりのGPUだと0.4USD前後、1日の電気代が200円かかるとすると、赤字になる。
けれど太陽光発電とかで運用すると0.4USD、70円くらい1日収益が出ることになる。
無料の電力が必須。
Ge force 4080あたりで消費電力1000W
Amazonで新品をお手軽に買える。
1000Wを24時間使用1kWh単価31円で1か月料金を出した。
1日の予想収益:60円
30日の予想収益:1800円
365日の予想収益:21900円
1か月の電気代:22320円
1日の電気代:720円
この時点で普通に電力会社の電気を使うと10倍くらいの赤字を垂れ流すことになる。
GPUパソコンへの投資金額
GPU: 7万円
自作パソコン:3万円
太陽光発電
5kw~10kwくらいを予定
250Wのパネルを20枚~40枚
蓄電池が家庭用の大容量が必要。
蓄電池が1000W以上を余裕をもって扱える容量となると高くて50万以上。
ソーラーパネル1枚1万円で40万円。
採算を合う収益出るようにするには100万円が最低投資金額。
投資収益率:2%
元本回収年数:50年
採算合わないですね。太陽電池もパソコンも長くもっても10年ってとこなので、どうやっても赤字になる。
マイニングが適している人
元から売電などで太陽光発電をやってる人であればついでにマイニングもして売電+マイニング収益を得られるのでやったほうがいい。新たにゼロからマイニングのために用意するなら赤字になる。
可能性としての自作の蓄電池と太陽電池
可能性として、CD-Rに銅線巻きつけて自作の太陽電池と、木炭や塩水ベースの蓄電池を自作してコストを下げると話は変わってきて。
10万円分のGPUパソコンは買わないといけないが自作の蓄電池などの運用がうまくいくようであればせいぜいコストはもう10万円って予想なので、20万円が投資金額。
投資収益率:11%
となってGPUマイニングが優良投資先になる。と思ったがGPUとパソコンは5,6年しかもたない。がんばって10年使ったとしてもトントンで、11%ならよくて投資回収額は1%、10年で2万円が限界。10年後なにも残らない。
いろいろと頭絞って考えてみたが一個人レベルで仮想通貨のマイニングで収益を上げるのは無理。
数十億円ASICに投資できてビットコインを上位で獲得できるようなとこだと投資対象にはなりえる。他はほぼマイナス収支になってしまう。
2024年の段階の話で、2020年ごろのマイナーのブログを読むと850/dayのように1年でGPUマイニングで回収できた時期もあったようだが、今はもうそういうのはなくなって60/dayくらいに収益率が悪くなってる。
まとめ
高性能なASICやGPUを買ってnicehash minerを起動しておくだけ。
電気代が赤字の原因だから太陽光発電などの無料電気が必須。
気軽にやりたいなら普段使いのパソコンにnicehash minerを入れてついでにマイニング。