中華一番・幻の麻婆豆腐を作りました

中華一番!幻の麻婆豆腐のページ切り抜き
中華一番!幻の麻婆豆腐の名言「それは、肉ではございません。」のページ切り抜き

それは肉ではございません。

大豆を挽肉のように仕上げた麻婆豆腐が幻の麻婆豆腐というんですね。中華一番って中華料理の漫画の最初の方で出てきた料理です。

たまたま大豆を栽培していたし、大量に買ったりしてとても大豆余りが発生していて、大豆の消費のために挽肉風の大豆をやってみました。

これの話の元はリー提督が一介の兵隊だった頃に、飛脚を頼まれて疲労困憊で戻ってきたところで中華料理店に入り、なんでもいいから飯を、と頼んだところ出てきたのがこの大豆の麻婆豆腐で、疲れ切ったところにこんなヘビーな食べ物が食えるか、と思ってもお腹が空きすぎて一口食べたところ、思いのほか食べられた。といった幻の麻婆豆腐なのです。

なんで胃に優しく食べられたのかというと、肉を一切使っていない大豆と豆腐に野菜、辛味だけの麻婆豆腐だったからです。

こういう料理漫画に出てくる料理はけっこう再現できそうなものがあって、幻の〜というほどびっくりする味ではなくともなかなか美味しいってこともあるのでやってみました。

挽肉風味の大豆麻婆豆腐の作り方

麻婆豆腐に使う大豆

大豆の基本、水に1日漬けて戻してから茹でる。茹で時間は少し硬めの方がサクサクした肉らしい食感が出ると思うので、30分〜1時間程度で。

ミキサーか包丁で大豆を細かくする

それをミキサーで挽肉風のペーストになるように砕いていきます。

ミキサーがなければ包丁で叩いたりしても同様の砕けた大豆になりますが、ミキサーの方が楽にできます。

大豆を細かくして挽肉の代わりベースにした

ペーストにした大豆。完全に砕き切るのではなく、肉っぽい雰囲気にしたいのでちょこっとミキサーして大豆のままのも残したりすると食感が変わったりしてより美味しく感じれそうです。

大豆を挽肉のような感じにするため醤油で味付けをする

醬(じゃん)

醤油のこと、味付けは醤油だけです。これだけでも充分に味が付くので。ニンニクやら入れても美味しいと思われますが、まずは基本に忠実に。

味付けした大豆ペーストを油で煮込んで味をコーティングする

ここで、大豆に染み込んだ醬を油でサッと揚げることで旨みを油でコーティング

すでに茹でてある大豆なので長時間揚げず、ある程度油が染み込んだかな〜ってところで早めに引き上げて大丈夫です。

あとの手順は普通の麻婆豆腐と同じ、大豆を挽肉の代わりに使って完成。

麻婆豆腐の通常の味付け、味の素、ニンニク、ラー油

味付けはお好みで、うちではラー油、ニンニクおろし、中華味の素、で味付けしました。

具は家にあった野菜、舞茸のみ。ニンジンだとかチンゲンサイなんか入れると麻婆豆腐らしくなるかもですね。豆腐は、絶対入れます。麻婆の豆腐なので、主役が不在の料理はよろしくないですね。

幻の大豆麻婆豆腐完成

最後水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。

幻の麻婆豆腐のすごいところは、食材にほとんど太る要素がないところです。

挽肉風の大豆、油(米の油を使った植物油)、野菜、豆腐、辛味調味料。

中華料理っていうと味が濃くて太りそうな印象がありますが、これはいくら食べても太らない。お米と一緒に食べるのでお米食べ過ぎれば太るかもですが。

大豆も豊富に使ってるから、中華料理のソイプロテインとも言える優良レシピです。

幻の麻婆豆腐なので、挽肉の代わりの大豆を分けて箸で割ってみる

最後に、リー提督が肉らしいものを取り分けて、挽肉の方は箸で押すとぐにゃっと潰れるのに、大豆の挽肉風はカツーンと割れたシーンを再現。

挽肉の代わりの大豆は箸でカチーンと割れる

確かに、パキッと割れました。

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