知識ゼロ、溶接初心者からの道具の揃え方とやり方

というわけで色々ネット検索をしても初心者向けっていうのが少なかったので、本当に知識ゼロからでもご家庭100Vコンセントでちゃんと溶接ができるまで、をブログにしてみたいと思います。

溶接ってほとんどが工事現場だとか、鉄工所で使う人しか想定されてなく、DIYで溶接しようなんて人も少数です。なのでご家庭の100Vコンセントで快適に使う用ではなく、ほとんどが200V電源で、差込口が3本のタイプです。

最低限これだけは必ず用意したいもの

溶接メガネ(あの真っ暗なやつです。)

耐熱手袋

バケツに水(火花が飛ぶので必須です。)

厚手の作業着(これも火花が体に当たると熱いからです。)

あとは溶接機、溶接棒は当然必要です。

溶接機を選ぶポイント

初心者なのでまずは1万円以下で100V対応のものを選びました。

良い溶接機は腕が上がってから買い替えで充分間に合います。

初心者向けなのは

半自動溶接機です、自動で溶接棒が出てくるタイプで比較的扱いやすいらしいのですが、とにかく安いの、となると古い棒タイプの溶接機になります。予算があるなら半自動を選んだ方がいいかもしれません。

溶接機の電圧もみるポイントです。

普通200Vを想定した機械なので、非力な家庭用100Vだと溶接できる棒のサイズも小さいので、なんミリの溶接棒まで対応してるか、は大事です。だいたい2mm前後までなら使えるって機器が多いようでした。ご家庭でちょっとした物を溶接したいって程度ならほぼカバーしてるサイズだと思います。

大きいサイズだと用途が工事現場のクレーンの支柱を溶接だとかです。

溶接棒は何を選べばいいか

100V向けだと底電圧用溶接棒、を普通選べば間違いない。

ですが、うちでは先走って200V電圧用の2mm溶接棒を買ってしまいました。ですが何度か試したところ200V電圧用のでもしっかりアークが飛び問題なく使えました。

最初は練習、と割り切るならば200V電圧用の溶接棒の方が安くてたくさん入っていて練習用には持ってこいです。

溶接棒の価格

底電圧用で2mm、20本入り600円前後

業務用らしき200V用2mm溶接棒は、2kg(おおよそ200本)ほど入って897円

使用可能なら業務用の方が圧倒的なコスパです。100Vの家庭用コンセントでも使えることを確認して、現在もうちで使用中です。

溶接のコツ

初めてのうちはアークが飛ばない、だとかコツを掴むまで数回は練習が必要です。

要らない鉄板などがあればそれで練習しましょう。

要点

・錆びてると溶接できない(錆をやすりなどで落としてから溶接します。)

・水気を嫌う(水は電気を流すのでとても危険、濡れてたらやらないようにしましょう)

・溶接棒は先端をガリガリして削るとアークが飛びやすくなります。

あと出力だとか、棒のサイズだとかありますが、やってるうちにわかってきます。

揃えた方がいいもの

200Vを100Vに変換するアダプター

これも買わないとご家庭の100Vコンセントでは使えないです。

200Vを100Vコンセントで使える変換アダプター

3本差し込みタイプを2本に変換するアダプター、価格もこれは660円と安いものなので溶接機本体のコンセントが3本用だったら買っておきましょう。

溶接メガネ

溶接メガネ、耐熱手袋セット

片手に仮面型のを持って溶接するのが一般的なイメージなんですが、今時他のも出てました。ヘルメットタイプやメガネタイプがあり、これらには自動遮光機能が付いていて、通常色付きサングラスほどのメガネが強い光を感知すると自動的に真っ黒に切り替えてくれます。

最初半信半疑でしたが、使ってるとすごく快適にストレスなく切り替えてくれます。

ヘルメットタイプやメガネタイプ、片手に持って使うタイプと好みに合わせて買うといいと思います。業務用なのでハズレは滅多に引かないはずです。

自分が買ったのは、メガネタイプに溶接手袋付きのお得セットです。

追記ですが、溶接メガネはヘルメット型のを買った方が良いです。溶接の光が強烈な紫外線を発するため、メガネ型だと目の保護はしてくれますが顔の皮膚が日焼けして皮がぺろぺろに剥けてきます。

溶接機

100V対応溶接機

うちで買った溶接機はこれです。予算1万円以内で買えるもの、だいたい相場は1万円〜2万円で入門機は売られてますが、数少ない1万円以下で2年補償、という壊れなさに自信がありそうだった機種です。

1機目からグレードのいいものではなく、最初は壊すくらい練習する用で安いのから入るといいと思います。

溶接棒

100V対応溶接棒

軟鋼低電圧用、柔らかく100Vでも溶けやすい金属で作られてるんだと思います。

うちは1.4mmと1.6mmと2mmの3種類を一応揃えましたが、しばらくは使うことはなさそうでした。

一般的には100V溶接機には低電圧用の溶接棒を選択するのが普通なのだそうです。

スズキッドの200V用アーク溶接棒

溶接界隈では有名なスズキッドの溶接棒、軟鋼用、とは書かれてますが低電圧用とは書かれてないので200V用の溶接棒だと思いますが、低電圧用のより大量に入っていてこのお値段、最初これを適当に選んで失敗したかな、と思い低電圧用を買い直したのですが、結局この溶接棒をメインに使っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です