コーナンで買った蓄圧式噴霧器2年目で詰まりが見られたので分解して隅まで綺麗に掃除してみました。

蓄圧式噴霧器

噴霧器を買ったのが2年前でした。ブログにも載せていたようで日付がしっかり残ってるのはわかりやすいですね。

2年も経つとやはり多少ガタが出始めて分解清掃、部品交換の時期が出てくるものもあります。この蓄圧式噴霧器に関してはもの一式が1060円、と非常に安かったんで劣化した部品が出てきたらそのまま買い替える予定です。

仮に部品が手に入ったとしても単品で買えば数百円、だとして各部品ごとに注文してたら買い替えより高くついてしまうことは必至です。なので壊れたら買い換える。それまで壊れやすい部品は大事に使うことで寿命を伸ばす、といった作戦になります。

電動と蓄圧式2年使ってどっちが良かったか

と言いますと圧倒的に安価な蓄圧式噴霧器でした。電動は圧縮しなくても電池で噴霧しますが、壊れやすいし直しにくい構造でお値段は3千円、前回のブログでも使った感じを書いてみてますが1年放置したら動かなくなった。しかも修理しようとしたらメンテナンスができないつくりで、一度開けたらたぶん元に戻らない構造でした。

しかし除草剤を入れて使うのではなく、水を蒔くじょうろとして頻繁に使うのであれば使えなくもなさそうでしたが、除草剤を蒔くのだって年に数回しかしないので電池式だと放置期間が長いと動かなくなる、だとちょっと困るのです。

蓄圧式の方は圧縮空気がなくなれば手動でポンプを押して空気を溜めなければいけないって点が電動より面倒なところですが、かなり長く使ってからポンプを押すだけなのでそんな手間に感じるほどではないです。あと電気を使わないので数年放置しても壊れることなく使い続けられるところ。構造がシンプルだから日曜大工のお父さんでも簡単に直せるところがいい点です。

家庭用の電動噴霧器はお値段も安いがそれなりにすぐ壊れる。蓄圧式は電動よりグッと安いのに長く使える、と覚えておきましょう。

蓄圧式噴霧器の分解掃除するポイント

穴が3個しか空いてないので3箇所だけ詰まりがないか、圧縮漏れの原因になるゴムのOリングと呼ぶ輪っかが劣化して隙間から空気漏れが起きてないか、しかチェックポイントは無さそうです。

タンクが割れたりホースが切れたりした場合はお値段も1060円、なので潔く買い換えるのが良さそうでした。

蓄圧式噴霧器の圧縮空気を抜く弁

1個目のチェックポイント。この赤いのは使用後余った圧縮空気があれば抜くための穴です。このTを引っ張ると隙間から空気がプシューという音とともに抜けていきます。

圧縮空気を抜く弁をチェック

分解。バネが入ってますね。これで引っ張っても蓋が元に戻るようになってます。左の黒いのにOリングが1個ついてました。これでぴったり隙間なく締めることができるわけです。これがないと隙間から空気が漏れてきて噴霧器として使えなくなる大事な部品なので安易に外したりしないよう注意します。

圧縮空気を抜く弁の部品をチェック

拡大。

タンク交換時期の色はとっくに青になってる

これはタンクに貼ってあったタンク交換時期の目安シールだそうです。新品の状態では1が紫色で、2が目安の色、青色で貼ってありましたが、このシールに除草剤がかかると紫から青に変わるようなシールなのだと思います。小学生の科学の実験でリトマス試験紙とかありましたが、それと似たようなものを貼っておいたのかも。まともに使うとタンクから除草剤の液が滲んできて色が変わる頃が交換時期、なのでしょう。

でも普通に使っていて中の液をこぼしてしまって色が変わってしまうこともあり、うちのもすでに青色になって交換時期になってはいますが、タンクが割れるまで使い続けるつもりです。なにせタンクはプラスチックのような素材で、圧縮空気もそんなに高圧で入っているわけではないので割れたとしても爆発のような大袈裟なものではなく、バキン、といった割れ方で少し破片が飛ぶ程度でしょう。

噴霧器の圧縮棒をチェック

真ん中は噴霧器に空気を注入する棒です。説明するまでも無さそうですね。押すとエアーがタンクに溜まって除草液が出るんですね。こちらもチェック項目が1点、Oリングが入っていて、毎回水をいれるために開けるのですが、その時に一緒に外れてくることがあってうっかり適当につけるとOリングも変に挟んで隙間ができたり最悪切れる場合もありそうでした。

ここちょっと気をつけて丁寧に蓋を閉める、と心がける程度はした方が良さそうでした。

噴霧器の圧縮棒の内側Oリングをチェック

このように、奥まってて明るく撮れなかったんですが、Oリング固定ではなく入れてあるだけなのでぺろっと剥がれてきます。これをうまく入れないと空気漏れが発生して噴霧器として噴射しなくなったりします。

噴霧器の噴射口をチェック

3個目のチェックポイントはここ、出口ですね。2年使っててここが一番詰まりがありました。タンクの中の水を吸う時に中のゴミも一緒に吸い込んで詰まるんですね。タンクはきれいにしてもなぜか細かいゴミが一緒に入り込んで詰まったりする不思議さはありますが、詰まる時は詰まると思っておけば間違いなさそう。

噴霧器の噴射口を開けて詰まりを掃除

ここも外してみたところ、細かく要所を分けられるので掃除は簡単。ゴムホースが切れたら接着剤の簡易補修、でもうまくいかなくなったら一式交換と考えておきましょう。合うサイズのゴムホースも売ってますが、1mも買うと3、400円はするかもしれないです。そう考えると一式買い替えの方が長く使えるでしょう。

噴霧器の噴射口、この部分に詰まりが出やすい

この部分が非常によく詰まる部分でした。ここからタンク内の水を吸うところなので、ここに藻のような草が付着して詰まることが多かった。なんか水の出が悪いなー、と思ったら1番に点検したい場所です。

噴霧器の詰まり解消済み

最後の点検箇所、吹き出し口。先日先端の部分が詰まったので実はこのブログを書こうと思ったのです。構造がキャブレター のようでした。でも水を噴霧するだけなので水洗いにちょろっとつまようじでゴミをとったら新品のような噴射をするようになりました

噴霧器のノズルも分解してチェック

このように、分解可能です。なので詰まった場所を簡単に掃除可能でした。

噴霧器のハンドル部分も取り外し可能

ハンドル部分も外れる。中の方少し狭い穴になってて、ここも場合によっては詰まるかもしれない場所です。

噴霧器のハンドル内部も詰まりがないかチェック

狭いでしょう。ここもよく見えなければライトで照らしてみたりして詰まってないか点検したほうがいい箇所です。今回は詰まってなかったです。

噴霧器の噴射口パイプにも詰まりがないかチェック

ここが先端、穴が大きいのでそう簡単には詰まりませんが詰まった時はなんか針金状のブラシでも差し込むと良さそうですね。そもそも吸入口に網状のフィルターが付いてるのでそんな大きいゴミは入らないのですが。

噴霧器の先端、噴射口の詰まりがないかチェック

最終出口、ここが吹き出し口。で、今回ここが詰まりました。詰まりが起きるとエアーをいっぱいまで溜めてもほんの少ししか出てこなかったり、トリガーを引いてもうんともすんとも言わなかったりします。そんな時は面倒でもすぐに詰まりのチェック、詰まりをみるの10分程度です。開けるのも簡単。そのまま騙し騙し少ししか出ないのを使うより、出が悪いなあって思ったらすぐに詰まりを解消させましょう。その後の作業効率がグッと良くなるし、出にくい除草液をみてストレスを感じなくて済みます。詰まりなく出る噴霧器はブシャーっと出るので気持ちよく除草できますよ。

噴霧器の噴射口が2個に外れるのでここもチェック

ちなみにこの先端吹き出し口はちゃんと外れて中の掃除も可能でした。設計の段階で素晴らしいです。長く使えるよう考えた部品構成になっていて、電動噴霧器の100倍素晴らしいです。

とりあえず分けたら水で洗ったりして土や草の汚れをきれいに落とします。

噴霧器の噴射口1個手前の口の詰まりをチェック

細かくみていくと、内側にリコーダーの指で塞ぐ穴みたいなのが空いていて、そこを水が通って噴射するようでした。狭い穴なのでここはとても詰まりやすそうで、実際詰まってました。先の部分にスリットのような横に切り込みを入れたようなのがあって、そこの位置によって細い霧にしたり、そのままドバーッと出したりを調整する弁になってるようですね。

噴霧器の噴射口先端

ここから噴射されるわけです。この部分は外したりできないようになっていたので無理に剥がそうとせず、内側をつまようじや綿棒などできれいに掃除します。

噴霧器の噴射口、詰まりがないか入念にチェック

内側から覗いてみた写真です。特に詰まってなさそう。

噴霧器の噴射口、逆側も詰まりがないかチェック

きれいに掃除した後です。土がついてたのですがきれいに掃除して、水の通りも確認。

さらに入念にチェック

中もきれいに、狭くて中まできれいには取れませんでしたが、目視で土を取り除きました。

まとめ

先端をきれいにしてまた取り付けて除草したら、ぶしゃあああああっと、気持ち良い霧が噴霧され雑草に噴射することができました。やらないで詰まったら安いし買い替え、でも良いかもしれませんがゴミとしては大きいしわずかな手間で長く使い続けられるならこうやって詰まりの修理をして使っても良いと思います。噴霧器の修理には1円もかかりませんでした。

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