なぜか自転車、10日もあるのにバイクで行ったら時間を持て余すし面白さ半減でしょう。ということで10日間目一杯使って自転車旅をしてきました。
それで前回テントを買ったわけです。写真のように付けて片道400km、いいもんでした。
今回の目的地がなぜ新潟県糸魚川市なのかと言いますと、何度かYoutubeで翡翠拾いをしてる動画をみてて、海岸に翡翠が落ちてるらしい。というのを知って一度は行ってみたい、と思ったところから。別にバイク旅と同じく目的地は案外重要ではなく、行く過程がいいのです。目的の翡翠はおまけです。
ちなみにこれが入手したヒスイ。Youtubeの動画投稿者の様子だと半日探して1、2個、だったらしいですがヒスイ海岸って看板がある場所には家族連れが海岸沿い路駐でいっぱいで、潮干狩りくらいの感覚でヒスイ採りに興じてました。袋持って何やら詰めてたから結構ヒスイはあったんだろうって遠巻きに様子を見てました。
うちも多少拾えたので画像。光の加減でうまく撮れないからそのままあまり綺麗に見えない状態で撮りました。これをライトで照らすと半透明に緑色に透けて見えるのがヒスイの特徴です。
大きいのは海岸ではとれなかったかな、という感じで、もっといいのが欲しかったら長野県方面の山を登って行けばありそうです。
こちらは地図上で3本あった同じ山が源流の川で、ヒスイ海岸ではない河口を探索して拾ったヒスイらしき石です。探せばあるのですが探すのも結構大変。
こちらは糸魚川に行く道中、村上市で泊まった時に砂浜で入手したメノウです。オレンジと薄ピンク、に緑色でヒスイかもしれない石を拾いました。砂浜が大きい石がある場所がこういった鉱物が手に入る場所のようです。砂の材質も一般的な砂じゃなく、キラキラした石の粒だらけです。
石がたくさん写ってるのは全部メノウです。光に透かして見ないとただの石ころにしか見えません。
こんな、普通の浜
道中
ヒスイやメノウの採集の話はここまでで、せっかく自転車旅をしたのでここからは道程のことです。
Google mapで工程を。山形県鶴岡から新潟市を抜けて海沿いのコースを柏崎市、上越市、糸魚川市と行ってから、帰りは8号線から長岡市を通って新潟市まで戻って、そこから電車で輪行袋に入れて帰宅ってコースでした。
予定では片道丸々電車で帰る予定だったんですが、ヒスイ拾いに飽きて予定より時間が空いたので、時間いっぱいまで戻れるところまで自転車で戻ろうってことにしました。
実際の距離はmapでは300kmでしたが実走は地図と地理感から400kmはあるだろうと思ってた通り、実際400kmありました。帰りは新潟市まで200kmで合わせて600km。10日なので割と無理のないペース配分で走れる距離です。山越えが、思い出に残るほど坂がきついのが何個かあって楽ではないですが達成感はあります笑
こういった岩壁がある海岸沿い、ここは新潟県村上市北側の海岸沿いです。巨岩の山が。
落石があって進入禁止になっていた駐車スペース、この山も掘れば何か出てこないかなって考えながら撮影。あえてこういうところで撮りたいですよね。
こちらは新潟市と柏崎市の中間ぐらいの山道で疲れたから休もう、となんとなく止まった駐車スペースの奥に道があって、石柱があってなんだろうって進んだらあった洞穴、ひっそりとあって、ライトも持っていたので中の方まで探索。
何組かポツリポツリと人が見に来たのでちょっとした知る人ぞ知るスポットかもしれません。
奥はそんな深くなく、いや人がはって入れるかもしれない部分はありましたがそこまでは行かず。入れる部分だけ。石が積んであって井戸も使用不能になってましたがありました。昔人が住んでたんでしょう、石を使って何かを作ってたのかも。
祠が建ってました。お賽銭十円が見えるところに置いてありました。十円で祟られてはかなわんのでとったりはしませんでしたよ。それと祠に心霊写真が写ってないかもくまなくチェックしましたが残念ながら写ってませんでした。この洞窟の主でも写ってたら嬉しかったんですが。
反対側。神秘的です。坊さんの仏像と、賽の河原みたいな石が積み上げられ、この洞穴、壮大で静かな場所でした。
洞穴のすぐ外、ちょっとした小道を通って隠れているので少し入って行かないと見つけることはできないです。林道も薄暗く、普通は見つけられないでしょう。
その外、山が自然に崩れた様が壮大だったので。自然に作られる景観は素敵です。
砂の材質チェック。この砂は新潟県柏崎市よりちょっと北の海岸、そろそろヒスイ混じった質になってないか等、なってませんでした。普通の砂。場所で全然違うらしいです。ないところには一個も流れ着いてない。
こちらも海岸沿いを走ってていい時間になったからテントを張った場所。普通によくある滝ですが、ここは道があって滝に入れるのが気に入りました。水の補給、顔洗ったりと天然の浄化装置を通しての綺麗な水です。市販の美味しい水もたぶんこんなとこから汲んでるだけでしょうね。
滝、海岸沿いには結構あるのです。人が目の前まで行けるのはあまりないですが。
ここは滝の場所から一日漕いだあと時間が迫って泊まった柏崎市街地よりちょっと超えたところの漁港。朝起きて目覚めの散歩をしていたら発見した旧道のようです。レンガ造りで、途中まで入って見ましたが昔は道路だったんだろう作りでした。昔は車も小さく数もなかったからこの大きさで間に合ってたんですね。そのまま残してある姿は良かったです。
そこからは山道を通り、佐渡汽船の乗り場があるような賑やかな市場を通過して、上越市も割と大型店がある市街地だったのでゆっくり写真も撮らず通過。
上越市を少し行くと自転車専用レーンが32kmもの長距離ありました。はっきりと高速道路のように整備されてるわけではなく、ところどころ町内を走ったり信号渡ったりするコースなんですが、車を気にすることなくかなり快適に終点の糸魚川まで走れました。
ヒスイ拾いは途中河口が3本あって、どれも源流は同じ山だったので最初にたどり着いた能生のところで一回探して、翌朝糸魚川までたどり着いて、あまり騒がしくなかった梶屋敷のところの河口でもヒスイらしき緑色の石が拾えました。
こんな小粒ですが、確かにヒスイ。(ではなく緑色の翡翠っぽい石)
正直なところヒスイ拾いには2、3時間で飽きてしまって、数個とれたところで切り上げて帰路を目指してました。
予定では片道一日100kmで4日で到着、二日ほどヒスイ拾いに興じて4日かけて自宅に戻る10日間の日程だったのが、寄り道と休みすぎで片道で7日間もかけてしまって、間に合わなければ電車で輪行袋に入れて帰る(電車だと鈍行でも10時間5140円、特急で4時間6700円)、って考えもあったので、残り3日余った時間で戻れるところまで戻ってギリギリのところで電車に乗るってことにして戻りました。
帰りは柏崎市から海岸沿いではなく、市街地の8号線を上って新潟市に向け、なぜなら海岸沿いはお店がないところはまったくない、市街地ならばお店があれば食事飲み物に困ることはないからです。
で、最後ですね。柏崎市から新潟市まで100kmを休み時間も入れた巡行10km/hで10時間。朝6時に出発して夕方6:30には新潟駅に到着できました。
6時以降鶴岡までの鈍行はなくて、6:55と21:13の2本特急だけでしたが、重たい荷物を積んだ自転車を手で持って乗り換えで階段を登るのは避けたかったので特急でもよかったのです。
時間はどのくらい違うかというと、鈍行4時間、特急1時間50分、料金は鈍行2590円、特急は自由席プラス1370円、で3990円、大差ないです。
大差ないといえば片道まるっと鈍行電車でゆっくり帰ってきても5700円ほどで、特急で乗り換え1回、でも7000円行かないほどだったので、二日間余計に漕いで3食食べて飲んでをした費用を考えると片道まるっと電車で帰ってきた方が安く済んだかもしれません。
自転車旅はガソリンの代わりに食費がかかる乗り物
自転車はお金かからない乗り物、ではなく50km以上走る時は消費カロリーが高く、途中ペダルを踏めなくなるほどカロリー消費が高い乗り物で、途中何度も食事や甘いものを摂って走れるカロリーを取らないといけないものなんです。そうすると食費も意外とガソリン代並か、それ以上かかったりします。
一般的なカロリー消費量だと、自転車を軽く漕いで1時間で500kcal、はやく走ればそれ以上です。1日10時間だと最低でも5000kcal取らないと走るエネルギーが枯渇してしまうわけです。
5000kcalというとカップ麺12個、ラーメン屋のこってりでも8杯は食べないと足りないのです。
ダイエットには最適です。たった10日で10kgほど体重が減って、体は無駄な贅肉が思い切り絞られます。鏡を見てなんだこの日焼けたスポーツ選手みたいなの誰?と自分を疑うほど変わります。
まとめ
楽しかった。また連休ごろにはやりたいですね。