今回は電池交換をします。と言ってもネット通販で販売してる商品で、毎度やってることを載せることにしました。お店に頼むとだいたい1000円から1500円とられるんではないでしょうか。
自転車のパンク修理みたいな価格帯です。
そして作業自体もパンク修理みたいに誰でもできるものです。
なんで1000円以上取られるのかっていうと、作業した人件費がかかるからですね。誰も電池代だけでは交換してくれません。一個直すのに15分くらいと考えて、1000円から、電池代、過去に揃えた工具代、できるようになるまで費やした学習時間、これらを考慮して1000円なのです。
決して時給換算して手際のいいプロのじいさんに5分でできたんだから750円 割る 12 で 60円ね。とか言わないようにしよう。
次から一日置いてけと言われて3000円くらい請求されても文句言えない。
今回使う工具
裏がまこじ開け器ストロング。
精密マイナスドライバー
てんとう虫を裏側にして丸い蓋の隙間に先端を差し込みます。
硬い場合もあるし、外れない場合は根気で外します。
ここから時計を保護してる樹脂を精密マイナスドライバーで外します。これを選んだのは力が入りやすかったからで、金属や精密部品にも簡単に傷を入れてしまうので気をつけて使うこと。
外れました。
続いて電池を外します。形状をみて外側からちょっと力を入れると出てきます。精密部品なので決して力を入れすぎないように。
取れました。
使う電池
SR626SWこれは外した電池を見ると小さく型番が振ってありますから、それと同じか、使用できる別の型番のを使います。
こう、入りやすい挿入位置、というのがあり、斜めからスルッと押すとあまり力を入れずに入っていきます。無理はいけない。
無事電池も交換したので、時間合わせ。
指で引っ張るとやりにくいのでペンチで軽く引っ張ると楽です。
ちょっと順番がおかしい。
裏蓋を閉める手順です。
さっきの逆、保護樹脂を再度入れ直して、裏蓋を指で押し込みます。硬いからと言って万力のような工具でやってはいけない。蓋が閉まる前に時計のガラスが割れます。
物によっては多少歪んでいて指の力だけでは閉まらないものも出てきます。そんな時はメガネ拭きのような綺麗な布で包みながら、変な箇所に当たらないよう気をつけてペンチで握って閉める時もあります。
失敗するとどっかが壊れて全て台無しになるので気をつけてやったほうがいい。
これで完成。
この手の時計はだいたい5000円以下の安いやつに使われているタイプで、裏側の機械も小さくてオーバーホールなんてせずに全部とっかえたほうがいいタイプです。簡単で1000円くらい節約したい、とか、何かをいじりたい、って欲を解消させるのにも、趣味と実益でいいもんではないかと思います。